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アラキドン酸はおいしい?

アラキドン酸をご存知でしょうか。
主に肉や魚、卵などに含まれている成分で、脳が何かを考えたり習得したりする時に必要な物質と考えられています。
そして、体内では作りだすことのできないものです。
肉や魚と言えば、私達が普段よく口にするものです。
ですから私達は普段意識していなくても、脳にとつて大切な成分を摂取しているということになります。
アラキドン酸のすごいところはそれだけではありません。
なんと、食べ物の味にも関係していることが確認されてきたのです。
ではアラキドン酸ははたしておいしいのでしょうか。

その答えを知るために、鶏肉に注目してみましょう。
鶏肉の中でも日本三大美味鶏と呼ばれる日本屈指のおいしい鶏の一つ、比内地鶏を味わったことはありますか。
秋田で生産される鶏で、そのおいしいお肉から作られる鶏ガラスープは秋田名物きりたんぽに無くてはならない存在です。
もし、アラキドン酸がおいしさに関係するのであれば、この比内地鶏には他の鶏肉と比べて多く含まれているはずです。
そして、気になる調査の結果はなんと、その通りになりました。
アラキドン酸が多く含まれているほうが味が濃く、うまみのあることが判明したのです。
あの、きりたんぽ鍋の濃厚な鶏ガラスープの秘密は、アラキドン酸のおかげだったのです。
この効果は鶏肉以外でも証明されています。
例えば、アラキドン酸を小量含んだ油で揚げたコロッケや炒め物などは、含まれていない油を使用した時と比べてうま味やコクが向上することが分かっています。

このように、アラキドン酸は確かにおいしさに貢献しています。
脳の働きに不可欠な大事な成分であるだけでなく、私達がおいしく食べられるようになっているということです。
現在はどれくらいの量が一番おいしさを際立たせるのかという研究も進んでいるようですので、これからはもっと簡単においしい料理を作ったり食べたりすることができるようになるかもしれません。